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| サイズがぴったり合って、自分の思い通りのデザインができる、これがオーダースーツのいいところ。でもこれが当店の最終目的ではありません。オーダーサロンタナカはこれに加えて1.立体感のある美しい形と2.着心地の良さが良い洋服、良いオーダースーツの絶対条件と考えています。それがいったいどういうことなのか詳しく解説いたします。 | ||||||
| 1.立体感のある美しい形 | ||||||
人間の身体は立体です。その立体に服地という本来平面的なものをテーラーの縫製技術で立体にしていきます。 われわれ仕事柄日本国内や海外で多くのスーツを見てきて、高級なスーツは立体感のある美しいシルエットをもつことに気づいていました。 最高峰のスーツを作るメーカーのひとつにイタリア・ローマのブリオーニ社があります。ブリオーニのスーツはそでをボタンで開く本開き、台場などのでディテールで尊敬されている訳ではありません。先鋭的なデザインで評価されている訳でもありません。まったくなんの変哲もない伝統的なデザイン。ですが見てすぐわかる立体感のあるシルエットと着心地の良さにより世界中の紳士を魅了しているのです。卓越したパターンと縫製技術が立体感の有るシルエットを実現しています。さてその立体感とは具体的にどのポイントをみたらいいのでしょうか。 立体感を構成している4つの要素 その1、バストの「高さ」
こだわりのあるテーラーは「高さのあるスーツ」という言葉を使います。これは高品質なスーツの胸が立体的にもりあがったようなラインを描くことを言います。(これと反対の量販店の一般的なスーツのありがちな特徴は平面的な胸。)台場とか本開きなどのディテールと違いなかなか説明も難しいですが、まちがいなく高級スーツの必須ファクターです。高品質の毛芯とその芯に最適化された裁断、それを支える高度な縫製技術が盛り上がった丸みをもったバストを実現します。 その2、首にフィットするエリ いいスーツは首で支えるといいます。首にぴったりくっつき美しい曲線を描いて首と肩のラインをつないでいくスーツのエリはテーラーの腕のみせどころであり高品質なスーツの最重要ポイントです。 その3、背中 男の色気は背中といいます。すっきりとした肩のライン、動きやすいスーツの特徴である袖のうしろの余り(ドレープ)そしてウエストのくびれにくっつくようにそっていく脇のシルエット。これが美しいスーツの条件です。
その4、ロール感のあるラペル アイロンでぺちゃっと固めたようなえりではなくふんわり曲線を描いて折り返すラペル(衿)は立体感のあるシルエットを演出する重要な要素です。オーダーサロンタナカがとくにこだわっているポイントでメンズ、レディース共、このように仕上がるよう入念な仕立てをしています。 |
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| 2.着心地の良さ | ||||||
設計 スーツは肩で着ます。肩にスーツの重みのすべてが掛かります。肩全体で重みを配分すれば軽く感じます。そのために現代スーツは 前肩縫製で出来ています。前肩とは人間が胸よりも背中の距離のほうが長いため肩を前に設定した縫製方法です。 採寸 体に対して適度な余裕をもったサイズ設定が美しさと着心地よさをもたらします。またオーダーする方の肩の傾斜の角度、身体に対する首の位置を正確に把握しスーツの設計には反映(これを補正と呼びます。)することも美しさと着心地よさにとって重要です。 素材 やはり細番手の良い服地で作った服は着心地はいい。表地、毛芯、裏地に上質の天然素材をつかうことはあたりまえのことではありますが着心地をよくする重要ポイントです。(裏地のキュプラは厳密な意味で天然素材ではありませんがパルプからつくった天然由来のものです。) |
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| 上の写真の洋服データ (当店に常時展示してあります。) | ||||||
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チェックのジャケット(写真1.4.) 濃紺のペンシルストライプスーツ(写真2.3.) (上記の2着は特別、手の込んだ作りをしているわけではなく当店を担当している縫製工房の通常のライン、通常の仕様でつくられたものです。 ) |
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