スーツのオーダーにとって服地選びが最重要。スーツのテイストや雰囲気の7割は服地によって決まります。その素材がどんなスーツになるか想像しながらの服地選びは面白い。小さな見本で選ぶのではなく一着ずつカットしてある服地の現物をじっくり手にしながら選ぶのがベスト。オーダーサロンタナカではそのために新しい服地を多く現物で展示しています。手触り、厚み、色合い。表面の感じをじっくりさわって試してみましょう。服地を肩から掛けて店の外など自然光があたるところで最終決定するのがくろうとっぽい選び方。
事実チャコールグレーや濃紺など濃い色は、人工光のもとでは色の違いがわかりにくいものです。 靴もなるべくスニーカーではなく革靴のほうが股下を正確に計ることができます。適度な長さのパンツはスーツ全体をぐっといい感じにします。
良い生地のイメージとしてまず最初にあがるのがシワにならないということ。しかしスーパー100s以上の細い羊毛を使用した高級服地は着用のあと多少のシワは発生します。しかしシワになっても着心地はいいですし、シワが直る復元力がいいのです。
以前にはシワにならない服地ということでウールモヘアトニックとよばれる3プライ(糸を3本撚り合わせたもの)の服地が流行りましたが、この服地はシワにならない代わりにバリバリの手触りで着心地は良くありませんでした。着心地を最優先でシワはあまり気にせず服地を選んだ方が満足できるスーツをオーダーできます。