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サンタマリアデルフィオーレ

3日目 1月14日(金)ローマ/フィレンツエ/ボローニャ
ローマ朝7時半発ユーロスターに約1時間40分乗りフィレンツエに。中央駅に到着してすぐ、去年の報告で書いたポンテベッキオをわたってすぐの手作り靴屋マンニーナに行く。昨年オーダーした靴の仕上がりがとてもよかったため、ことしもオーダーすることに。価格は底の形状によって決まる。マッケイ(420ユーロ)グッドイヤー(650ユーロ)ノルベジェーゼ(750ユーロ)。グッドイヤー方式が一番クラシックといわれているが、マンニーナのマッケイはとても美しいのでマッケイ方式を選ぶ。マンニーナ親方も同意。フォーマル用にも使うため色は黒、先はやや角形でプレーントウ、ダブルモンクストラップ(イタリア語でdue fibbie)で作ってもらうことにした。オーダーのあとマンニーナ親方と店近くのカフェに行く。日本好きの親方にこんど日本に来たときはぜひ当店でオーダー会を開いてくださいとお願いした。親方も前向きに考えてみると言ってくれた。楽しみだ。

ここから徒歩で朝のフィレンツエの街を楽しみながら駅の北、ピッティウオモ会場バッソ要塞に向かう。入り口近くのレジストレーションセンターで入場の手続き。バイヤー(compratre)として過去来場している場合は簡単に手続きが済む。バイヤー、ファッション関係者、報道関係者が多く来場して華やかに開催されているこの世界最大のメンズファションイベントのひとつでピッティウオモを見ると来年の傾向が分かるとも言われている。日本の男性雑誌などはピッティウオモの来場者=イタリア人バイヤー=洋服屋、の写真を「イタリア男のファッション」として掲載している場合が極めて多い。

氷詰めダウンジャケット
ダウンジャケット氷詰め。モンクレブース前

人気のあるブランドはブースも大きく人であふれている。たとえば数年前プーマの大きなブースに人がいっぱいいるなとおもったらその後プーマがブレイクした。ことしはモンクレのブースの前に氷で固めたジャケットがいくつかおかれ人目をひくと同時に健在を誇示していた。スーツ関係メーカーもスポーツ、カジュアルブランドもゾーンに分かれブースを展開している。スーツファッション系とスポーツ系と比較するとやはりスポーツ系が元気。スーツ系がつつしましやかと言うべきか。スーツ系メーカーもスポーツテイストを出したい気持ちがありありと見える。ジェントルマンはスポーツも得意なんだぞ、そんな男性像を提示している。

ピッティウオモの目玉のひとつにクラシコイタリアゾーンがある。一番大きい建物の最上階でイタリアでクラシコイタリア協会メンバーのブースとなる。ことしは18社の参加(キトン、ベルベスト、イザイア、ルイジボレリ、フライ、ストールマンテラッシ、シルバノラッタンジ、ブルネロクチネリ、ロータ、エディモネッティ、ヘルノ、ティノコズマ、クルチアーニ、スキャッティ 、サルフラ、アルティオリ、フェデリ、アボンチェッリ)何社か入れ替わりもある。このブースの中の加盟会社だけがクラシックなスタイル追求しているメーカーばかりというわけではないようだ。このブースの外にもたとえばダヴェンザ、カスタンジャ、ラヴァッツオーロなどのエレガントなスーツを作るメーカーも存在する。ブースの真ん中にはイタリアバイクの名車、ドウカティの新車がどーんと置かれている。本来エレガントなスーツスタイルを支えるこの陣営が新興勢力であるスポーツ分野に強く興味を示していることを象徴しているようだ。景気の良さを反映してか中国人バイヤーが多く見られるのもこの数年の現象。

今回ピッティウオモの会場で気がついたことを箇条書きにしてみる。

・ダブルブレスト6ボタン2つ掛けのスーツの復活。素材としてオーヴァーブレイドのかかったグレンチェックがよく使われていた。

・ビンテージストライプのスーツを多くのメーカーがリリース。ビンテージストライプ=ロロピアーナ、エルメネジルドゼニアなど毛織物会社は毎年のいろいろな柄の素材を発表する。その記録をアーカイブとしてとっておくが30〜40年前の記録をひもとき、古くさいとおもわれた使われなかった柄を再評価し発表したもの。ストライプもご多分にもれず歴史は繰り返すとでもいうべきか。わたしも25年前、先代と一緒に今の仕事を始めたとき、苦労して売った柄が、改めて新発売されると感慨無量。

・ネクタイメーカーALTIAのブースが大にぎわいだった。数多い柄としっかりとした物作り、そしてリーズナブルな価格設定で多くのバイヤーに支持されているのだろう。

・スーツの色についてグレーとダークブルーを比較するとブルーの比率が若干高まったかなという印象。

・ノーフォークジャケットをいくつかのブースで見た。実際には流行ることはないとは思うが古き英国スタイルへのあこがれを表現したのだとおもう。

・多くのバイヤーがジャケットとして濃紺のストライプのシングルを着こなしているのをよく見た。パンツは長めのジーンズか短めのベージュのパンツに合わせている。

この日はあいかわらず人でいっぱいでレストランの予約すらもなかなか取れないフィレンツエを避け、ミラノ方面にユーロスターで1時間のボローニャに泊まる。知人と会い、食の都としても有名でポルティコという柱廊の多くあるこの町でゆっくり夕食をとった。

特別企画 ピッティウオモ2005 ファッションチェック


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白のダウンにトマトレッドのパンツ 濃紺ストライプをジャケットとして着る。パンツはコーデュロイ。 年輩がジーンズをかっこよく着るの図。イタリアでは老人がかっこいい。 グレーストライプスーツに赤とピンクのマフラー。達人。
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カラーストライプの別珍ジャケット ミディアムグレーのオルタネートストライプ きりりと茶ジャケをきこなす。長すぎずちょうど良い上着丈がスマート。 イタリアいけめん。ウエストの絞りがエレガント。
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よっ!イタリアオヤジ! パステルのクルーネックセーターでスーツを不良っぽく着る。 バックベルトの3/4丈コート 完璧な姿勢、着こなし。赤のソックスがおちゃめ。
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バックベルトのこれは3/4丈ではなくハーフコート。 この人はグレーストライプをジャケットにボトムはジーンズ。 茶がかったグレーストライプスーツをエレガントに着こなす。 ド迫力のウインドペン

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