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ピッティウオモ会場

1月中旬、イタリア・フェレンツエで世界最大級のメンズファッション展示会、ピッティイマジネウオモ、通称ピッティウオモが開かれる。オーダーサロンタナカ店主は買い付け、スーツ研究に毎年参加している。その2005年の報告とイタリア旅行記を3ページにわたって書く。(イタリアで食べたものページ有り。)

1日目 1月12日(水)ローマ着
名古屋からイタリアまで最短で着くのはフランクフルト乗り換えのルフトハンザ。冬のこの時期はとても安く往復約10万円。
ローマフィウミチーノ空港から電車レオナルドエクスプレスでテルミニ駅に到着したのは夜8時。ばかでかい駅の端につくので正面まで10分位スーツケースをひっぱって歩かなくてはいけないのが辛い。駅近くのホテルで荷をほどくとすぐに馴染みのトラットリアに向かう。時差を軽減するため肉の煮込みをつまみにローマ近郊カステルロマーノ産赤ワインを一本(8ユーロ!)飲んでぐっすり眠ることにする。

2日目 1月13日(木)ローマ/ナポリ/ローマ
大好きなローマなので朝早く起き、地下鉄でサンジョバンニインラテラーノ大聖堂にいく。世界で最も格式の高い大聖堂として由緒ある聖堂で前からいきたかった。 かって法王庁も置かれていただけあってとても威厳があった。

昨年同様ナポリマリネッラでネクタイを選びたい。しかし今年ナポリはマフィアの抗争で一般人が何人か死んだとかで日本政府からの危険地域指定がでている。昼、繁華街ならそんな危険だとはおもわないが。でもそんな情報があった上で万一のことがあれば大変というか笑われる。朝一番にヨーロッパの新幹線、ユーロスターで2時間のナポリに行きすぐ戻ることに。 

駅から店までの陽気なタクシー運転手からナポリにマラドーナ博物館(ムゼオマラドーナ)が出来たと聞く。昨年、危篤の報もあったディエゴマラドーナ、ナポリを去った今でもナポリでは絶大な人気を誇る。このラテン世界の英雄は日本で言うと長島茂雄的存在か。ビットリオ広場のマリネッラ今年は店主は不在でたくさんナポリッ子であふれる店内で番頭さんに応対をお願いし何本か選んだ。マリネッラのプリントネクタイは独特の香りがある。柔らかく、柄も極めて伝統的なものが多い。ストライプも今流行りのものというより、まさにレジメンタルタイ。それもいくつか買ってきた。本来ならナポリの街はとてもいい街で散歩をしたり極上のスパゲティ、ピッツアを食べたいところだが、泣く泣く正午のユーロスターでナポリを後にした。

ナポリからローマへの車窓からみえる風景は左が海で右が岩山(はげ山)。塩野七生先生の説ではナポリを征服したハンニバルが自然をめちゃめちゃにしたためその影響がまだあるということ。紀元前のことなのに一度壊した自然はなかなか戻らないということか。我々も心して森林を大事にしなければ。


サンジョバンニ・ラテラーノ聖堂 マリネッラ ローマ〜ミラノの車窓
ローマ・サンジョバンニ・イン・ラテラーノ聖堂 ナポリ・マリネッラは小さい店だがいつも人でいっぱい。 ローマ〜ナポリの車窓はずっと岩山ばかり。紀元前の環境破壊のあと?

ローマに帰ってバルベリーニ広場近くのブリオーニ本店に行く。まったくオーソドックスなスーツスタイルでかつ最高にエレガントな素材を使い世界中のスーツファンを魅了している。ローマのこの店はその総本山。通りに沿った広い間口の店は男の殿堂だけではなく女性服もある。となりはベントレーのショールーム。うかつに「みてるだけー」では入れない店だ。ここではじっくり10枚くらいあるウインドを観察することに。(イタリアでは買わずに入店することは基本的に失礼なこととされている。)肩の先がほんのすこし、慎み深く持ち上がる(コンケーブ)するラインはまねが出来ないブリオーニスタイル。どことなくマッチョな感じに見えるのが不思議。店内に何人かのリッチなイタリア人が買い物を楽しんでいた。

ローマのブランドショップはスペイン階段をまっすく下りたコンドッティ通り近くに集まっている。ルイジボレリの店もこの近く。今回は少し移転して店を広くしたようだ。6年前にはじめて行ったときはシャツ専門店だったが、毎年アイテムが増える。いろいろ試しに買ってみるがシャツ以外の製品、たとえばネクタイ、パンツ、スーツなどのクオリティも高い。以前日本のシャツ屋さんと話したことがあって、世界で一番いいシャツはどこだろうという議論になり、そのとき出た名前がルイジボレリ。決して価格は安くないがいい素材で手作りの縫製をしてのあの価格は高くないと彼は言っていた。もちろん異論もあるだろうがそれ以来注目している。 ピッティウオモでもクラシコイタリアゾーンの中にあるブースにとても沢山人がきていてシャツ以外のアイテムが多い。ローマの店に初めて行ったときは敷居が高く、店員さんからはおのぼりさん扱いで、4,5枚まとめて買ってはじめてうちのお客と言えるんだといわんばかりの感じだったが何回か通っているうちに顔を覚えられたのだろう、とても親切にしてくれるようになった。なにごとも根気がたいせつということか。

買い物を終え、夕方大好きな街ローマ散歩を楽しんだ。何度も来ているローマとはいえいつも新たな感動がある。たとえば有名すぎるトレビの泉。小さい道を歩いてなぜか滝のような音がすると思えば、ばっとまえに大理石のスペクタクルが出現する。まさにバロック的劇場空間。いくたびに心打たれる。今回はスペイン広場、コロンナ広場、トレビ、クイリナーレ宮、クアトロフォンターネと歩いた。ローマは7つの丘でできていると言われる。それも地図をながめていただけでは解らない。足の裏で傾斜を感じながら丘の街、ローマをじっくり味わった。

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ローマ・ブリオーニで ルイジボレリ・ローマ店  ローマ・ディズニーショップ
ローマ・ブリオーニで。すこし上にカーブを描く独特の肩ラインがエレガント。 ルイジボレリ・ローマ店 便利な場所にあり、好きな店のひとつ。 ローマ・ディズニーショップにて、ディズニーキャラもローマでは石像になっている。

 

オーダースーツ、オーダージャケット 〒460-0003 名古屋市中区錦3-10-5 オーダーサロンタナカ tel052-961-6401