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500fiat 会場内

pitti uomo2007/2008秋冬報告

フィレンツエ駅から北に歩いて5分のバッソ要塞で1月の初め毎年行われる男服の祭典ピッティウオモはその年の秋から冬に売る服をたくさんのブースで展示する。ことしで10年連続のピッティ通い。一年ではそう変化のないメンズスーツ、ジャケットだが10年間にはかなり変化もあったはず。わたしも洋服屋なら世界で通用するスーツジャケットを作りたい。メンズファッションのおおきな流れを私の店で作る洋服にも取り入れてきたい。そんな思いで通い続けてきた。

フィレンツエ駅に降りると毎年垂れ幕ーやポスターで華やかなムードだが今年はなにも表示がなかったのであれ?日にちを間違えたかなとおもったがちゃんと開催していた。安心安心。駅前のホテルBAGLIONIに荷を解く。フィレンツエの良いホテルはとても親切でいい感じ。午後一時でも部屋を使う事ができた。部屋は天井や家具にムク天然木をあしらったルネッサンス風。ホテルの中ではピッティウオモに参加できなかった会社などがホテルの名前を冠した「バリオーニウオモ」という小さな展示会をしていた。

この時期だけは街はファッション一色。さっそくあるいて会場へむかう。会場構成は毎年同じで入り口近くがスポーツゾーン(カジュアルのことをスポーツとかスポルティーボと言います。)そして奥がクラシックゾーンとなっている。スポーツゾーンではブースをクラブにしたててDJの音でスタッフが踊っているEXTE,ルパン三世も乗っているかわいいフィアット500(チンクエチェント)がブランドになって大きなブースで展開している。(上左写真参照)この展示会で元気なブースは近い将来ブレイクする可能性がおおきい。プーマ、オニツカタイガー、モンクレも過去のピッティからブレイクが始まった。

茶靴、茶靴、茶靴

そんな展示を楽しみながら奥のクラシックゾーンに向う。まず最初にことしの差し色はなにかなと展示してある洋服群をざっと見るとボルドーと焦げ茶が目につく。派手な差し色ではなくすこしシックになったのかなとの印象。メインカラーは昨年夏からの明るいグレーが目につく。とくにライトグレーのジャケットは多かった。またはウインドペンの復古調の柄も見た。

来場者はバイヤーなど「今」のフアッションに敏感なひとたち。でも展示している洋服群は「未来」の洋服。かならず「未来」の洋服が流行する訳ではなく「今」と「未来」には乖離というかズレがある。例えば展示している服はオーソドックスな紺のストライプに混じってライトグレーが目に付くが来場者はコンのストライプとチャコールグレーなどクラシックの王道が圧倒的におおい。来場者の履く靴はやはり茶靴スエード靴が特に目につくのは例年と同じ。なぜか日本の男性ファッション雑誌は黒といっているが。

それにしても街の中だけでなくピッティウオモの中もデニムがほんとうに多い。来場者の8割はデニムといっても言い過ぎではない。ジーンズの上にジーンズの上にウールジャケットという着こなしも多くなってきた。「イタリアおやじ」の象徴、ジップアップニットより今回はクルーネック(丸首)のニットが流行のようだ。無地以外はインターシャ柄も多かった。また今まで多かったカラーのパンツはすくなくなりそのかわりホワイトジーンズはとても多くなった。普通のパンツちょうど靴のところの丈だがジーンズは長めで着る。

ブラックスーツを着る

いままでイタリアではモード系以外黒のクラシックなメンズスーツはあまりみかけなかったがことしはブラックスーツ,ブラックジャケットがとても目についた。日本では若者のスーツ色は第一にブラック。そう考えると日本の影響もすこしはあるのかなと思った。象徴的だったのはエルメネジルドゼニアのブースで黒とチャコールグレーばかり。ゼニアのブースにはそでにipodみたいなMP3プレーヤを埋め込んだジャケットがあったがあれはちょっと。ウェアラブルコンピュータを意識したかもしれないがそれよりもipodを収納できる小さなポケットをスーツやジャケットにつけたほうが粋かも。

しかしイタリアでのユーロ高ですべて物価は高く感じる。5年前リラからユーロになった直後にから高くなったなと感じ始めいまはさらにその時の約5割増。服でも靴だけではなく食事もとても高く感じる。イタリアで20万を超えるスーツは以前はキトン、ブリオーニくらいだったがいまはそこそこのブランドでも20万オーバーはざらになってきた。開き直ってウチの製品は高級なので高いんだと売る戦略をとるところも増えたのではないか。そんなものでも景気のいい上海中国のバイヤーたちは買いあさるかもしれない。今回もまた大きなブランドものの袋をかかえた中国人バイヤー達の姿を良く見た。日本のバイヤー達のすがたは髪型から服カバンそして靴にいたるまで趣味が良いものを着ているのですぐわかる。おしゃれがが成熟しているとでもいうのか誰も知っている有名ブランドの袋も下げていない。いつかは追いついてくるはずだがおしゃれについてはまだまだ日本は中国に先行しているかも。日本では60年代から故石津謙介氏らがVANで提唱したアイビー、トラッド大ブームがあった。メンズクラブなどを読みあさり男の装い、クラシックスタイルについて日本国民はめざめそしてそれを基本にその後クラシコイタリアのブームもありファッション感覚が成熟していったではないか。そんなことも考えてみた。

PITTI UOMO で見かけた人々

PITTI UOMO2007/2008会場内で見かけたオシャレ上級者達。着こなしの参考にしてみてはいかがですか?

オシャレ上級者達1 PITTI UOMO で見かけた人々 PITTI UOMO で見かけた人々 オシャレ上級者達2
ライトグレースーツに茶靴。姿勢はもはや美学です。 今年よく見かけたグリン系ジャケット。HACKETT前で よく見かけた丸首セーターのインターシア。暖冬でこのスタイル多し。 真ん中はこんジャケット左右はスーツ。パンツの細さに注目。
オシャレ上級者達2 オシャレ上級者達3 オシャレ上級者達4 オシャレ上級者達5
スキンヘッドとスーツ姿いいですね。メガネが精悍です。 スーツにもあうベージュ系コート。 右のひとは革の黄ピークラペルジャケット。仲良さそう。 チビデブでも素敵な色のセーターでほんとにおしゃれ。
オシャレ上級者達6 オシャレ上級者達7 オシャレ上級者達8 オシャレ上級者達9
ジーンズにグリーンジャケット 左のライトグレースーツ右はブラックスーツ ジーンズジャケットオヤジ3人組年齢関係なし。 紺ジャケホワイトジーンズ。ベストがいいですね。
オシャレ上級者達11 オシャレ上級者達12 オシャレ上級者達14 オシャレ上級者達15

スキンヘッド、短めジャケ、ネクタイ葉巻、白パンツ。凄み有り。

グリーン系パンもよく見ました。ジャケットはスコッチ調の柄 左から5人様みなさまきっちりポケットチーフしています。重要ですね。 ツヤのある服地がおもいっきりエレガントですね。となりはたぶん美女。
オシャレ上級者達16 オシャレ上級者達17 オシャレ上級者達18 オシャレ上級者達19
赤系焦げ茶のスーツを着こなす人はもちろん上級者 上品なスーツお召しの年輩者でもきっちりパンツは細めです。 サラッとした着こなしですがオシャレに見えるのはなぜ? ライトベージュにテラコッタ色のパンツ、本の持ち方が知的。

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