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| 1月12日(月) まずフランクフルト | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 1月13日(火) フランクフルトからフィレンツェ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
朝はフランクフルトの観光スポットをまわった。ゲーテの家、レーマー広場、神聖ローマ帝国の戴冠式が執り行われたという大聖堂に行く。大聖堂ではボランティアの日本人女性に丁寧に大聖堂の歴史,壁画、聖遺物などを解説していただいた。イタリアとは違うゴシックの簡素な聖堂だが世界史上重要な場所とのこと。その後フェルメール、ラファエッロもあるシュテーデル美術館を見てから昨晩気に入ったアップルワインをレーマー広場のレストランでまた飲んだ。同じアップルワインでも店ごとに味が違い楽しい。フランクフルトは良い町だ。またいつかゆっくりドイツを回りたい。 午後フランクフルト空港からフィレンツェに。アメリカの音楽学校の学生で小さな飛行機は一杯で手荷物を入れるところも無いので膝の上にバッグを乗せる。定刻通り離陸しうとうとしながら1時間半くらいたったころ機長からアナウンスが。 なんだか話は長いがドイツ語とドイツなまりの英語なのでよく分からない。よく聞いていると最後にボローニャと聴こえた。 なんかトラブルで目的地がフィレンツェからボローニャに変わったのかなとおもったらなんか乗客がざわざわしてきた。立ち上がってCAに怒られた客もいた。大きなトラブルじゃなければ良いなと思って不安な気持ち。 町の灯がだんだん飛行機の小さな窓から見えてきた。あとすこしで 着陸かなと思っていたらまた空に上がって行った。着陸中止かあ、ちょっとまずいことになったなと心配になる。しばらくするとまた地上が近づいてきて今度は無事につきました。 ついたところは小さな空港でやっぱりボローニャでした。どうも強風でフィレンツェ空港では着陸ができなかったらしい。時間が掛かった上お客の半分はロストバゲージ つまり荷物が出てこない。幸い僕のスーツケースはでてきた。 やっとの思いで空港をでても何のインフォメーションもない。 いったいボローニャ空港ってボローニャのどのあたりにあるの? どうやって 目的地のフィレンツエにいくのか。空港でみかけた係員のイタリア女性にたずねるとインフォメーションで聞けという。つたないイタリア語でたずねるとあと3分でフィレンツエ空港行きのバスが出ると言う。あわてて出口にいくとたくさんの人だかり。バスはいない。しばらく待つ事10分。誰かがバスはこっちと呼ぶので行くと、航空会社の名前の紙が掲示されたバスが。スーツケースを入れ乗り込むと、出発の前にバスの運転手が わびるでもなしに「バスで食べ物を食うな!」と 乗客を叱る。そしてバスは車の多い雨の高速道路をひたはしり1時間50分かけてフィレンツエ空港についたのでした。まあ急ぐ旅でもあるまいしこういう事も旅の楽しみと考えた。 夜10時も半ばを過ぎフィレンツェ駅の近くの宿アルバーニに着いた。お腹がすいたので気軽なトラットリアを探して入る。カルパッチョが美味でした。やはりイタリアに来たら赤ワイン。 |
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| 1月14日(水) フィレンツェ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ピッティウオモに行く前に早起きして小雨の降る中ピッティ宮殿パラティーナ美術館に行く。ウフィッツイ美術館が有名だがパラティーナはラファエッロの傑作が多くまたお目当てのカラバッジョも2枚ありとても楽しめた。 それから駅の近くのピッティウオモ会場であるバッソ要塞に向う。入り口にある登録所で入場料を払い門をくぐると何百のファッションブランドのブースがひしめき華やかなムードでことしも戻ってきたなと感慨もわく。ことしは古い遊園地とかフェデリコフェリーニの映画の懐古的なイタリアを思い起こさせるディスプレーが会場を飾る。ノスタルジックなファッションへの回帰をイメージしているかもしれない。やはり世界的不景気のためか来場者も2割くらい減っているのではないか。いつものファッションブランドが出ているようだが栄枯盛衰、合従連衡も目につく。イタリア最高の靴のGATTOも買収されたのかシルバーノラッタンジのブースに出ていた。メイン会場の地下にいつも華やかに出展していたエルメネジルドゼニアはミラノに自社専用展示会場を作ったため参加しなくなった。 10年以上ピッティウオモに通って思った事。この10数年はクラシコイタリアブーム,雑誌レオンによるチョイ悪おやじブームなどメンズファッションが注目を集め、セレクトショップが牽引して日本のスーツファッションもより充実した時期とも言える。ピッティ会場のスーツにもディテールに趣向を凝らしたスーツも並んだ時期もあった。しかしいまそういった「変わった」ファッションはイタリア語でbruttoつまり「醜い」(=やりすぎ)と淘汰され本質的なエレガンス、高級感、上品さを感じるものに収斂してきた。この間日本のメンズスーツはイタリア、ナポリを中心としたヨーロッパ製品の徹底研究により洗練され進化した。パンツなどが2タックのゆったりとしたパンツでお茶をにごしていたものからノータックで身体にフィットしたすっきりしたシルエットに変り、メインはジャケットでパンツは従だったのが美しいスーツの主人公はパンツになってきた。スーツの上着もパンツに合わせ無駄な肉を削り身体に沿ったシルエットとシャツ衿の縫い目からかかとまでの2分の一が上着丈というテーラーの黄金法則に沿い短めにすっきりしてきた。ジーンズとテーラードジャケットの組み合わせはもう当たり前になってきたがこれもそのバリエーションだろう。それでは今年のピッティでの印象を箇条書きに。 1.色の傾向は相変わらずグレー、淡いグレーが多かった。もちろんメインで売れるのはダークスーツだが。何年も大きなブースで展示をしているハケットなどからの影響かジャケットには英国調のグリーン系ツイードが目についた。グレンチェックあいかわらず多い。 2.ネクタイは細巾になったがイタリアメーカーのスーツはクラシックスーツへのこだわりかラペルの巾は細くならない傾向。それに対してイギリスメーカーはアバンギャルドな性格からか細いラペルがめだった。 3.展示されたスーツにもバイヤー達のスタイルにも多く目についたのが6ボタン2掛けのクラシカルなダブルブレストスーツ。(下の写真に3人います。)やはりきっちりと着こなしたダブルブレストは男を引き立てる。完全復活の日は近い。 4.昨年よく目にしたエルボーパッチは定着した。ジャケットとパンツとのあわせを考えて肘にパッチでひと色追加する意図もあるようだ。 5.アイコンとしての「日本」も目についた。数年前から出展のUAさんの「CAMOSHITA」「Shigeru Takizawa」わが尾張の「尾州房」ヨーロッパでも人気ブランド大御所オニツカタイガー。また「TOKIDOKI」という日本アニメを意識したイタリアブランドもある。メンズファッションの世界でそのバイイングパワーだけでなくミニマリスムに通じるわびさびを知った日本のセンスもリスペクトされてきたのだろう。 |
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| 着こなしの参考にしてください。 2009/2010ピッティウオモ会場でみかけたイイ男 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 1月15日(木) フィレンツェからローマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 1月16日(金) ローマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
朝、ローマに立ち寄るたびにいく店の一つペリカーノさんのネクタイ店に向う。販売するする場所と工房が一緒になっている店をイタリアでは「ボッテガ」といってペリカーノさんの店もまさにそれ。支店も出さず歴史的地区で良いネクタイを丁寧に売っている。そののちカラバッジョ巡礼の最後の場所ドーリアパンフィーリ美術館に向う。2枚のカラバッジョも良かったがヴェラスケス「イノケンティウス10世の肖像」は現実よりリアルすぎると法王がクレームを言ったと伝説があり法王の心の内面をえぐり出すようなすごい絵だった。ラッキーにもドーリアパンフィーリ美術館の近くの市営美術館でベルリンから来ていたフェルメールの傑作の一つ「真珠の首飾りの女」を見る事ができた。午後からは時間があったのでいままで昇った事がなかったテヴェレ川沿いのサンタンジェロ城に昇ったりしてゆっくり暖かい冬のローマを楽しんだ。そしてランチ、夕食ともに飽きずにほろ苦さが楽しいプンタレッラのサラダをいただいた。 |
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